ヨコミネ式教育法 完結編
驚異の運動神経/絶対音感♪/さらに常識をくつがえす集中力を育てる男
●子供をやる気にさせる4つのスイッチ
1、競争したがる
2、マネしたがる
3、ちょっとだけ難しい事をやりたがる
4、認められたがる
いまや全国の保育園 幼稚園 200カ所以上に導入
卒園前に最後のイベントを行う
●学習発表会
毎年 年度末に1年間ヨコミネ式教育法で学んできた成果を保護者に披露する会
学習発表会の見所
1、跳び箱チャレンジ:園児が跳び箱を跳べる段まで挑戦する
2、ソロ演技:各園児が両親に見せたい技を披露する
学習発表会まで1週間
横峯は年長の園児達を集めた。
横峯「学習発表会に向けて自分で目標を決めて自分で練習しなさい」
鬼塚いつき君といえば去年の夏合宿で水への恐怖心を克服し激流に飛び込み、秋のレスリング大会、冬の陸上競技会では最後まで諦めず立ち向かう姿を見せてくれた男の子
今回鬼塚いつき君が掲げた目標は跳び箱チャレンジで未だ跳んだ事のない12段を跳ぶ事
そして花田ゆうと君
ゆうと君は運動が大の苦手
なんとか逆立ち歩きが出来るようになったゆうと君が今回ソロ演技で両親に見せたい技「ヘビ逆立ち歩き」
ヘビ逆立ち歩きとは?コーンの間を蛇行しながら逆立ちで進む技
それぞれ目標を達成するため猛練習が続いた
●本番2日前
本番会場を使ってのリハーサル
跳び箱12段に挑むいつき君は、まだ完璧には跳べない状態
ゆうと君のヘビ逆立ち歩きも未完成
●学習発表会 当日
志布志市文化会館
保護者をはじめ教育関係者など全国から700人以上が集まった
観客の中にはあの女子プロゴルファーの横峯さくらも
平成21年度 たちばな保育園 学習発表会が膜を開けた
まずは年中、年少組が1年間の成果を発揮し会場を盛り上げる
そして年長組にとって学習発表会の一番の見せ場 体操の演目
・秒跳び:徐々に速くなる太鼓合わせ9段の跳び箱を跳んでいく
・側転:中には片手や連続で側転する園児も
・男子逆立ち歩き
・女子前回り
・女子ブリッジからの後ろ回り
・ブリッジからの逆立ち歩き
・三点頭立からの逆立ち歩き
そして
・跳び箱チャレンジに
11段を跳べた園児は12段に挑戦する
11段は難なく跳べたいつき君だったが12段は失敗した
最後は
・人間ピラミッド
園児たちが両親たちに見せたい技を披露する
・ソロ演技
演技を終えると、親たちの前で抱負を語る
いつき君もソロ演技に挑戦
演目は三点頭立からの逆立ち歩き
「鬼塚いつき、1年生…大きくなったらバレー選手になります!」
いよいよゆうと君の出番
見事、ヘビ逆立ち歩きを成功させた
「1年生になったら音楽を頑張ります」
●卒園式までに12段に再挑戦
いつき君は悔しさからか跳べない現実に泣きだす
この春から小学校になるいつき君。自分で試練を乗り越えていける子になってほしい
そんな思いで心を鬼にして檄を飛ばす園長先生
ついにいつき君は自分の目標を達成した
●卒園式
卒園児19人が晴れ舞台に揃った
園長先生から園児一人一人に卒園証書が手渡されていく
横峯から卒園児へ最後の言葉が贈られた
横峯「今から大事な話をする。3つする。約束できるか?約束できると思うか?1つ目、お父さんお母さんの言う事を聞く事。「はい」って言うんだぞ「うん」じゃない。2つ目、ウソを言うな。分かった?3つ目、今まではママごと遊び、今からは勉強すること。分かったか?親の言う事は聞きます。ウソはつきません。勉強します。はい、終わります」
卒園式の終盤
園児から両親へ贈る感謝の手紙
いつき君「お父さん、お母さん、発表会と運動会見に来てくれてありがとう。机買ってくれてありがとう。病院に連れて行ってくれてありがとう。毎日ご飯作ってくれてありがとう。洗濯してくれてありがとう。勉強頑張るからね。1年生になっても頑張るからね。大人になったらテレビディレクターになるからね。これからもよろしくね。いつきより」
卒園式は終わった…。
横峯「預かっている子供は私にとっては孫ですよ、全員。卒園生が落ちこぼれるとか、いじめにあってるとか、そんな便りを聞く事が私にとっては一番悲しい事です。せめて預かっている子供のその子の将来に責任の持てる仕事をしよう。職員の合言葉です」
横峯は最後に伝えたい事があると云う
横峯「親」っていう字はどう書くのか?って「木の上に立って見る」って書くでしょ。これは親だけじゃないんですよ。あれは大人の事。大人が子供を見る時にいっぱい失敗をさせる。今の親はみんなこの木の上からすぐ降りて来るんだから、木の上に乗っとけって。そこから降りてくるな。見守れ。そして自分dえ学ぶんですよ。人間っていうのは他の動物と違って学習できる、学べるっていう才能を人間だけに与えたんですよ、天が。
この春、たちばな保育園には13人の新たな園児たちが入園
あの鬼塚いつき君の弟も入園してきた
すべての子供は天才である 横峯吉文